こんにちは、たっきーです!
たきログは、若手のビジネスパーソンに向けて、本の学びと知識を共有しています。
本日は『あなたの知識を驚くべき結果に変える 超戦略ノート術』(メンタリストDaiGo 著)の紹介です。
仕事ができる人って、どんな風にノートを活用してるんだろう…
ビジネスマンのノート術が知りたい…
あなたの、そんな悩みを解決します。
- 『あなたの知識を驚くべき結果に変える 超戦略ノート術
』の要約と所感 - ビジネスマンにおすすめのノート術3選
- ノート術を活用した「仕事ができる人になる方法」
- 【参考】たっきーの要約ノートとモーニングノート(写真で解説!)
著者のメンタリストDaiGoさんは、企業のビジネスアドバイザー、作家、大学教授などの肩書きをもつ方です。
今はYouTube(登録者数 226万人)やオリジナル動画コンテンツ「Dラボ」で精力的に配信を行なっています。
幅広いインプットから独自の勉強法でスキル化したわかりやすい動画が話題です。
それでは、早速いきましょう!
ビジネスマンにおすすめの
ノート術3選
今回紹介するのは、著者が心理学に基づき開発したノート術です。
本書の中でも、わかりやすく手軽に使える3つをご紹介します。
フォーマットが無料配布されています
こちら
① WOOPノート術
(目標達成2倍ノート)
WOOPノート術は、一言で表すなら”目標達成2倍ノート”です。
心理学者が開発した「WOOPの法則」と「if-then プランニング」の2つのテクニックが組み込まれており、目標の達成率が格段に上がります。
まず、ノートの全体像は、こんな感じです。
(画像は拡大できます!)
右側にWOOPとif-thenプランニング、それに基づき理想の1日を設定したのが、左側のアカウンタビリティチャートです。
まず、右側について解説します。
WOOPの法則
4Stepよる目標達成の手法
- Wish(願望)… 達成したいこと
- Outcome(成果)… ベストな結果・気持ち
- Obstacles(障害)… 障害になりそうな出来事・人・感情・行動
- Plan(計画)… 障害への対策
成果と障害の対極を書き出すことで、行動するときの心理的負担を減らし、目標達成につながる
if-then プランニング
if X then Y (もしXが起きたら、Yをする)
あらかじめ障害に対する対策を決めておくことで、達成確率を上げる
下図のとおり、if-thenプランニングのifと、WOOPのObstacles(障害)が対応しています。
これは、あらかじめ想定される障害への対策を打つことで、逃げ道を減らす作業といえます。
目標を必ず達成したいと思った時や、日常の習慣を変えたいと思った時に、特に活用したいノート術です。
私も何らかの目標を設定するときには、必ず「WOOPノート」で計画を立てています。
メンタリストDaiGo.あなたの知識を驚くべき結果に変える超戦略ノート術.株式会社学研プラス.
最近では、YouTubeの登録者数を伸ばす計画を立てた際や、「Dラボ」というオリジナル配信サービスを立ち上げた際に、「WOOPノート」で日々の計画を立てました。
② 後方プランニングノート術
(長期目標達成ノート)
後方プランニングノート術は、一言で表すなら”長期目標達成ノート”です。
達成が長期になる願望について、ゴールから因数分解(具体化)して考えるためのノートになります。
ノートの全体像は、こんな感じです。
目標までを3~5のアクションに分解し、期限を設定します。
ビジネスでも長期的目標は存在しますが、納期を意識する頻度が低く、忘れがちですよね…
後方プランニングは大きな目標も”見える化”するため、具体的な行動につながります。
(期限をスケジュール帳に記録しておくと、なお良し!)
長期的目標に対してはこちらの後方プランニングノートを作成し、その後WOOPノートへ落とし込むとより具体的になります。(今回の例もリンクさせてます)
最近で言えば、「Dラボ」を作ったときがその典型的な例でしょう。〜最終的な目標を「心理学版・知識のNetflixを作る」と定め、そこから「後方プランニング」を使いました。
メンタリストDaiGo.あなたの知識を驚くべき結果に変える超戦略ノート術.株式会社学研プラス.
③ 概念地図ノート術
(頭の中を整理するノート)
概念地図ノート術は、一言で表すと”頭の中を整理するノート”です。
あなたが会社員であれば、プレゼン資料や報告書・企画書をまとめることがあるでしょう。
そんな場面で、概念図を用いて頭の中を整理するのにおすすめです。
お客様への伝え漏れの防止や、流れを重視したプレゼン資料、アイデア出しにも有効的です。
実は、私も記事を作成する前にマインドマップを用いて、概念地図を作成しています。
【マインドマップ化】
— たっきー@ブログ✖︎要約📖 (@takilogloglog) January 18, 2022
記事を執筆する前に
マインドマップで
頭の中を整理しています🙂
流石にこれは4記事📜くらいに分けようかな…
amazonの本がおもしろくてまとまらないという楽しくも悲しい現象…🥲✨#マインドマップ #要約#amazon世界最先端の戦略がわかる#読書好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/NOEUwHek29
因数分解して考えることで、頭の中のアイデアや知識を”見える化”できます。
ノートを活用して、仕事ができる人になるには?
そもそも、なぜノートを活用する必要があるのでしょうか?
その理由について解説します。
① ノートは目標達成率が格段にアップ
ビジネスパーソンは業務内での”売上利益の達成”が求められます。
管理部門でも、業務効率化や固定費削減などの”業務改善の達成”が必要ですよね。
目標を”達成”するには、因数分解していかに日常業務に落とし込むかが重要です。
そこでノートを用いた目標達成率の向上は、大変有用であるといえます。
例えば、WOOPの法則はニューヨーク大学の心理学者が開発しましたが、その後の実験結果で『4ヶ月後の目標達成率が2倍に高まること』が認められました。
シンプルに、これを活用しない手はないわけです。
ノートを書くだけで、目標達成率が格段にアップする(仕事は目標達成の連続です)
② 自分の手でまとめると知識が定着する
あなたは会議メモや商談メモを、PCやスマホで記録・録音していませんか?
プリンストン大学の実験で、学習時にPC or 手書きでメモをとる2つのグループに分けて学習を行いました。
両グループに同じテストを実施したところ、選択問題に差はないが、概念的な問題は手書きの正解率が高かったそうです。
なぜ、PCより手書きでメモを取る方が、成績が良いのか?
それはデバイスに頼ると、脳の『自分で覚えよう』という意識が薄まること。
そして手書きの場合は記録へのスピードが遅くなり、”脳が考える”ための余裕があることが理由として挙げられます。
スピード重視以外の場面では、PCで記録したりスマホで録音したりするのは控えましょう。
あなたの脳が頑張るのを辞めてしまう可能性が非常に高いです。
(学生さんの黒板の丸写しも、同様の理由でおすすめできません)
脳に汗をかかないと、知識は定着しない
メンタリストDaiGo.あなたの知識を驚くべき結果に変える超戦略ノート術.株式会社学研プラス.
自分の手でまとめると、より理解が深まる(課題の構造を理解できる人は、改善案も提案できる)
③ チャンク化させると見えるものがある
ノートを書くときは、後から追加・修正する前提で、余白を持って書きましょう。
後からノートに追記すると新旧の知識を融合させることになり、バラバラの知識を1つのチャンク(まとまり)として捉えることができます。(=チャンク化)
ノートの上で、点をつなげることで見えてくるものがある。
まさに、スティーブ・ジョブスの「Connecting the dots」のイメージです。
情報をチャンク化させて、新しいアイデアを生み出せる(仕事ができる人は、提案力という武器を持つ)
それでも疑念が残る方へ
ここまで読んだ方で「仕事ができる人が、必ずしもノートをうまく使っている訳ではない」と感じた人も、中にはいるかも知れません。
しかし、人事評価が上位5%の人は”内省”の時間を大切にする、という調査結果もあります。
AI分析でわかったトップ5%社員の習慣
あなたの人事評価につなげるためにも、ノート術を使った”内省”を試してみる価値は十分にあるかと思います。
『超戦略ノート術』の
要約ノートを公開!
今回はノート活用法として、本書の要約ノートを公開します。
皆さまの学びにつながれば幸いです。
要約ノート
- 1章(もしくは1節)読んで、思い出しながら要約する
- 全く書けないこともある、それはそれでよし(自分が興味なかっただけと割り切る)
- 感じたこと、思いついたこと、他の本でリンクすることを余白に書き込む
(絵は下手ですが)イラストをふんだんに盛り込んで、知識を引き出す”キー”にしています。
ハマると抜け出せない、Rollbahn
モーニングノート
本記事はご紹介しませんでしたが、”筆記開示ノート術”も実践中です。
毎朝、10行程度、思いついたことを書き出す
メリットは『自分の”継続したいこと”を、悩んでやめるケースが減った』こと。
デメリットは、メリットを実感するまでに時間がかかることです。(1ヶ月程度で実感が湧いてきます)
YouTuberの岡田斗司夫さんも同じような方法をおすすめされてました。
(A3を3枚、毎朝、思いつくままに書く)
スケジュール帳(内省ノート)
毎日、振り返りの時間をつくるのは難しいかもしれませんが、5〜6行程度なら負荷なく続けられます。
内省ノートの一番のメリットは『”記録”がモチベーションを底上げしてくれること』。
私がブログを続けられているのも、この内省ノートのおかげです。
内省向きのスケジュール帳は、高橋のtrinco8
まとめ
記事のまとめ
仕事ができる人が
ノートを活用する理由
- ノートを書くだけで、目標達成率が格段にアップする
- 仕事は目標達成の連続です
- 自分の手でまとめると、より理解が深まる
- 課題の構造を理解できる人は、改善案も提案できる
- 情報をチャンク化させて、新しいアイデアを生み出せる
- 仕事ができる人は、提案力という武器を持つ
たっきーの所感
他人のノートは、なかなか見る機会がないと思うので、(思い切って)掲載いたしました。
昔を思い返すと、学生の頃は「ノートはきれいにまとめないといけない」という呪縛がありましたよね。
社会人になっても、仕事や、日々の記録、資格の勉強でノートを取る機会があるかと思います。
一番は「形式はあまり気にし過ぎず、気軽にノートを使っていただく」のがいいのかなと思いました。
(最初の一歩は、小さく、です!)
私は、「ノートをまとめる時間は、内省の時間」だと思っています。
若手のうちは、失敗も多いかと思いますので、仕事での誤りや過ちをどれだけ振り返り、そして対策できるか。
そこにビジネスマンの真価がが問われているのではないでしょうか。
今後も多くの方に「あなたの知識を驚くべき結果に変える 超戦略ノート術
今回ご紹介した書籍はこちらです